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THE SMITHSとt.A.T.u.

t.A.T.u.

t.A.T.u.

t.A.T.u.は一連の騒動の時はてんで興味がなかった(つか、いい加減、騒ぎすぎだと思った)のですが、ずっと前にPVで見た時は、これは本当に歌が上手いなあと感心したことがあり、これはコンサート行っても損をしない外タレかなあと思いました。
で、そのPVの中で「How soon is now?」があってびっくりした。

Very Best of

Very Best of

今のt.A.T.u.のファンの子達は知る由もないかもしれないが、「How soon is now?」はTHE SMISTHSの代表曲のカヴァーです。
THE SMITHESは80年代UKインディーの大カリスマで、オアシス兄が「一番好きなギタリスト」にジョニー・マーの名前を挙げるほど、今のバンドにリスペクトされ続けているバンドです。

モリッシーは、社会不況の下で押しつぶされた(主に労働者階級の)人々の苦しみや悲しみについて歌詞を書き、その内容は今までロックが取り上げてきた歌詞の中でも類を見ないものだった。独自のヴォーカルとギタリストのマーが書く叙情的なメロディーの融合は唯一無二のもので、先輩格のThe KinksからOasisのノエルまで多くの支持を得た。特に3枚目のアルバム"The Queen Is Dead"はロック史に残る名盤と言ってよい。4枚目のアルバム"Strangeways, Here We Come"の発表と時を同じくして、メジャー・レーベルへの移籍問題が起こり、バンドの方向性に疑問を感じていたジョニー・マーはバンドを脱退。モリッシーは、代わりのギタリストを探し、バンドの存続を目指したが、結局挫折。バンドは自然解散となった。

その後、モリッシーはソロとして活躍を続け、ジョニー・マーもザ・ザのギタリストやその他のセッションで活躍を続けている。

はてなダイアリー - THE SMITHSとは

グレートロックシリーズ/スミス:モリッシー&マー全曲解説 (グレイト・ロック・シリーズ)

グレートロックシリーズ/スミス:モリッシー&マー全曲解説 (グレイト・ロック・シリーズ)

  • 作者: ジョニーローガン,宮子和真,Johnny Rogan,丸山京子
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というのも、正月に実家に帰ったとき、棚をいじっていたら偶然、スミスの全曲解説本っつーのを見つけて、最もスミス熱が過熱していた学生の時に購入したのだろうが、懐かしくて読み返してしまった。
ここしばらくはスミスは聞き返したりもしてなかったんだけど、スミスとモリッシーで終わった思春期だったなあと思います。

ザ・ベンズ

ザ・ベンズ

スミスから卒業した後はモンドにはまったりしていたのですが、チルドレンみたいに言われていたレディオヘッドには全く興味がなかった。
なんでかな、とその当時も考えていたのだけれど、多分、レディオヘッドのナルシシズムはスミスのナルシシズムと根本的に違ったからだと思う。モリッシーやスミスの音世界には少なからずユーモアが内在されていたが、レディオヘッドにユーモアは感じられなかったせいだと思う。

エヴァンゲリオンがはやっていた頃も、一応一通り見たけど、はまることはなく、世間のエヴァ熱を結構冷めた目で見ていたことを覚えている。
オイラの回りは総転びしていて、その中の友達のひとりにどうしてはまれないのか聞かれたことがある。
「スミスと初期大江(健三郎)作品で思春期を通過した人にエヴァの世界は通用しないよ」
みたいなことを答えたらやたら納得された顔をされたが、本当にそうなのだ。

多分、エヴァなんかにはまっちゃった「遅い思春期」を迎えた人らみんなが、スミスや大江に先に出会っていたら、エヴァにはまることはなかったかもなあとぼんやりと思う。

The Queen is Dead

The Queen is Dead

ちなみにスミスのアルバムは「The queen is dead」が最高傑作といわれているけど、オイラは専ら「Meat is murder」「Strangeways here we come」なんかが好きです。
ミート・イズ・マーダー

ミート・イズ・マーダー

Strangeways Here We Come

Strangeways Here We Come

ちなみに、『ハリー・ポッター』の作者、J・K・ローリングはこのバンドのファンらしい。

はてなダイアリー - THE SMITHSとは

これ、初耳だ。そっかー。だからポッターはメガネ男子なのかー。
スミスといえば、ロカビリー風の髪型とメガネとお花(チューリップとか)がシンボルだったからねえ。
つか、若い時のジョニー・マーってキース・リチャーズの若い時に似ている。