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凝っている人たち=スティーリー・ダン

Aja

Aja

久しぶりにスティーリー・ダンのCDを引っ張り出して聴いていますが、彼らはだんだんと暑くなってくる季節に良くあう音楽だなあ、と思います。(今、活動しているのか知らないけれどって書いたら… ちゃんといました。
スティーリー・ダンはとにかく音が凝っていて、ここまで凝っているバンドはあまり知りません。いかにして聞き手を飽きさせないようにするか、そういうことだけに細心している気がします。
実際、彼らはライブ活動をしないで、ずっと部屋にこもって金と時間を惜しみなくかけて曲を作っていたようで、満足いくまで徹底するといった職人魂はアルバムからびしびしと感じることができます。(特に『エイジャ』1977年とか)
オレンジズ&レモンズ

オレンジズ&レモンズ

で、自分はそういう凝っている人が好きです。ビートルズは圧倒的に後期がいいと思うし、XTCのようなスタジオ・バンドや、プログレが好きだし。NYパンクが好きなのも、ロンドンパンクよりはるかに音に凝っていたからに違いないのです。

で、マンガも同じで、読者にいいものを届けよう、その為には飽きさせないように努力しよう、と絵に凝る描き手を心から敬愛するし、またそういう描き手になれればいいなと思っています。

ちなみに、丁寧だとか、きれいだとか、背景がしっかり描いてある等は凝っていることと違います。単純な線でも何時間眺めていても飽きない、また新しい発見が後から出てくるような、そういう描き手を凝っていると定義しています。凝っていることの判定条件は、一本筋の通ったポリシーを感じることができる絵といったところでしょうか。

スティーリー・ダンは聴きやすく、あっさりと聞き流せるタイプの音楽だけれど、清聴した時、音の作りこみの凝り方に驚く、まさにそういうバンドなので。