凝っている人たち=スティーリー・ダン
- アーティスト: Steely Dan
- 出版社/メーカー: MCA
- 発売日: 1999/11/23
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スティーリー・ダンはとにかく音が凝っていて、ここまで凝っているバンドはあまり知りません。いかにして聞き手を飽きさせないようにするか、そういうことだけに細心している気がします。
実際、彼らはライブ活動をしないで、ずっと部屋にこもって金と時間を惜しみなくかけて曲を作っていたようで、満足いくまで徹底するといった職人魂はアルバムからびしびしと感じることができます。(特に『エイジャ』1977年とか)
- アーティスト: XTC
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/08/03
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で、マンガも同じで、読者にいいものを届けよう、その為には飽きさせないように努力しよう、と絵に凝る描き手を心から敬愛するし、またそういう描き手になれればいいなと思っています。
ちなみに、丁寧だとか、きれいだとか、背景がしっかり描いてある等は凝っていることと違います。単純な線でも何時間眺めていても飽きない、また新しい発見が後から出てくるような、そういう描き手を凝っていると定義しています。凝っていることの判定条件は、一本筋の通ったポリシーを感じることができる絵といったところでしょうか。
スティーリー・ダンは聴きやすく、あっさりと聞き流せるタイプの音楽だけれど、清聴した時、音の作りこみの凝り方に驚く、まさにそういうバンドなので。