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エロ漫画家の作り方(自分の場合)


こういうこと書くとどうかと思うのですが…。
実は、はじめてエロ漫画を読んだのって、いい年こいてからです。当然、法的に何の問題もないお年頃になってから。エロ漫画読者としてはかなりの「優等生」であり、「晩熟」(読めるかい?)です。ここでのエロ漫画ってのは黄色いマークのある漫画のことですが。


その以前は、少年漫画誌とか、青年誌のエッチしか読んだことがなかった。
漫画はずっと前から描いていたけど、エロには触手が何故か伸びなかったのです。その前から友達が読んでいたりするのを横目に見る程度でした。初めて読んだとき、独特のコマワリで、読み方が分からなかった(笑)というのは大げさですが、驚いた。
いや、凡庸な表現ですみません。


何に驚いたのかと言うと、少年漫画家希望の人が、初めて大友克洋のアクションシーンを見たときの衝撃に匹敵するような驚きとでも申しましょうか。いい例えではないが。
アクション漫画を描く人にとっては、アクションシーンが映像的なリアリズムを持ったり、疾走感を出したり、画面が動いているように見せることに命をかけていると思うのですが、そういう風にエロ漫画を解釈したわけです。
つまり、そこに、テクニックを感じた。そのテクニックがまんま作家性になっていたわけです。で、はまったと。


それ以前は、人物の体を描くのが偉い苦手で、当然絵を描くことが苦手だった。(今も相当苦手なのだが)それがコンプレックスになっていて、漫画を描くのが欝になっていたわけですが、エロ漫画を描けば、多少は体描くのが巧くなるかな、と邪推したわけで、今に至ると。


で、そうこうして体ばっかり描いているうちに、体を描くことが楽しくなった。人体って単純な形ではあるんですが、角度かえると、色々と遊べるし、奥が深い。


この辺の楽しみは、人物は苦手だけど、いつもガンダムモビルスーツやメカやロボットばかり描いていて、それがドエライ上手な人って学年に必ず一人はいると思うのですが、そういう人と同じ。
そこに特化してしまったというわけです。
ですから、エロいシーンが描ければ満足という体質になってしまって、エロ漫画描いているわけ。ま、でも、エロ漫画を描いている時って取り立ててエロ脳にはならないのです。どうすればエロくなるかな、どうすれば読者は「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!)」ってなってくれるかな、と、そういう風に暗中模索で描いているわけです。
でも、自分が「(・∀・)イイ!」と思ったものしか描けないから、これ見ても、何も思わない人がいるのだろうなあ、そうなると、感性テストみたいなものだな、つまり、作家が読者に感性テストされているみたいな…などとそんなことを考えて描いているわけです。おそらくエロ漫画家のほとんど全部がそうだと思うのですが。
この辺は、AV監督とかもカメラ回しながら、「どうすれば売れるかな〓」とかそういうこと考えているのと同じではないか、と思うのです。


で、一応、知人にリサーチすると、「やっぱ絡みが見たい」とおっしゃる。で、「絡み+結合部」これ最強なんだそうで。何だ、それなら自分も。
と思ったのだが、プラス「腹」。「絡み+結合部+腹」が見えている。尚最強。
ですから、絡みの上手い、もしくは描くことを努力している、と見なされるエロ漫画家諸氏は全員尊敬してます。