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誉めすぎはいかがなものかと

オタク

海外の人が萌え絵に色を塗る方法チュートリアル - GIGAZINE

自慢じゃないけど、最終学歴が美大のオイラがきましたよ…。
つーか、デザイン畑なので、ファインアートは詳しくないけど、しかしこのライターさんにはつっこみてー。(はてブコメントでも「つっこみまくりたい」とあるけど、その気持ち分かるよ)
だって、この記事にある

1.構図が違う
日本の美術の授業では教えられることもなく、美術の学校に行こうが美大に行こうが徹底的に教え込まれないものの一つに「黄金比」があります。海外の方が描く萌え絵はほぼ例外なく黄金比に忠実な構図ですので、奇抜さはないが安定感があります。

2.ハイライトの入れ方が違う
日本の映画と海外の映画、使うカメラは同一であるにもかかわらず完成する映像は雲泥の差。その原因はライティングです。真っ暗なシーンであってもものすごい数のライトを使って陰影をより深く付けて暗闇の表現をするぐらいです。それと同じで萌え絵にしても、一番暗い部分と一番明るい部分、つまりハイライトの入れ方が違うわけです。例えば髪の毛に光が反射してできる「天使のわっか」みたいな部分が顕著。光がどの方向から差すのかが考えられているのでのっぺりとした表現にはならないわけです。

3.色彩構成
上記チュートリアル画像を見ればわかりますが、ものすごく細かく色の設定を行うために試し塗りはするわ、絵の具で塗るのと同じ要領で混ぜ合わせるわ、色の組み合わせに非常に凝っているのが分かります。これはものすごく単純な話で、色彩の組み合わせの基本に忠実に色作りを行っているため。

4.立体構成
当たり前ですが、カメラは手前のものにピントを合わせれば奥のものはボケます。人間の目も同じです。なのに、絵だからと言う理由で手前にも奥にも同じように線をはっきりと入れると、すべてのものに焦点があったような感じになり、異常な感じをもたらしてしまうわけで。こういう点にも気配りしているのが作成方法の背景の描き方で如実に分かります。

5.人体デッサン
マンガやアニメ調であるにもかかわらず人体部分に関して一切手抜きが見えません。普通の体じゃないの?と感じるということは、それだけデッサン力が優れていると言うことに他ならないわけです。その上でうまい具合にアニメ風にデフォルメをかけているわけで。

なんて書いてあったら、どんな神絵師そろいぶみかと思うじゃないですか! 平面を平面でしか捉えられない日本式絵画とは違う、萌えキャラが萌えキャラのままであるのに、3Dのごとく立体的に見える!  とか期待しまくってリンク先を見たけど、がっくりとうなだれてしまった。

これは普通です。日本の萌え文化レベルで見たら並です。日本のオタク絵に影響を受けまくって描いただけの、それ以上でも以下でもないと思う。でもって、日本の萌え絵とかわらず、普通に平面的だし。
色塗りに関しても、これは素人塗りなだけでは。上手い人ほど時間の短縮も兼ねて、経済的に効率的に塗っていくし、光沢感もちゃんと出せる絵師は日本にいくらでもいると思いますが。
立体構成についても、テレビアニメによく見られる背景技法をイラストに取り入れただけなのでは。日本のイラストレーターだってこのくらいはみんなしてるし。
手前をはっきり描いて、奥のものほどぼやかすのは当たり前の基本中の基本というか、それしない人はただの素人。というか、この部分は海外に限った話ではない。

で、どのあたりが「黄金比」生かして「基本デッサン」駆使しまくっているのか、さっぱりわからない。
素人目にわからなければ、やはり違うと思いますね。

オイラも欧米びいきだけど、感想はもっと正確に書いてほしいなあ。というか、浮世絵しか知らない人が書いた文章みたいに見える…。
日本の萌え絵師だって、欧米の遠近技術はとりいれて絵を描いていると思う。
ただ、(このリンク先の絵師も同様に)立体的ではないのは、形の問題(萌え系でいえば萌えキャラの造形)と、あと軽視されがちであるが描線のせいではないかと思います。
オイラが鉛筆画を評価しないのは、鉛筆の線はどうしても線が死んでしまうので、立体的には見えない。その意味で、つけペンで描かれる入り抜きの線には、ちゃんとした意義があるのです。
だから、イラストの場合は絶対にパス取りしてほしい。面倒かもしれないが、している絵としてない絵は明らかに立体感や完成度に差が出ると思うのだけどなあ。