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松任谷由実/U‐miz

U‐miz

U‐miz

しばらくユーミンのレビューをご無沙汰していたわけだが、ポツポツと90年以降のユーミンのアルバムについて書いていこうかと思います。
順不同で紹介することになると思いますけど。

前回にも書いたけど、80年代のユーミンと90年代のユーミンは趣がかなり違ってしまっていて、申し訳ないが、若干、オーバープロデュース気味な曲が目立ち始めた時期でも有ります。
そのせいか、Amazonのレビューも80年代のアルバムに対する絶賛の嵐に比べて、厳しい意見が目立ちます。
そうは言っても、それはユーミンという30年選手の長い歴史において、相対的に落ちるかな、という評価でしかないので、例えば〇〇とか、××とかに比べれば、遥かに聞く価値のあるアルバムであることに違いない。

そこで、今回紹介するアルバムは『誰にも言えない』っつー90年代半ばのストーカードラマ…と書かなくてもお分かりいただけるかと思いますが、そのドラマの主題歌で当時大ヒットを記録し、現在ユーミンの中で最も歌われるカラオケ人気曲の『真夏の夜の夢』が収録されているアルバムです。

<レビュー>
1.自由への翼

2.HOZHO GOH(ホジョンゴ)

3.真夏の夜の夢
まさか知らない人はいないと思うが、このタイトルはシェークスピアの喜劇が元です。で、曲自体ですが、やたらに売れたせいで、これしか聴いたことのないような人はこれがユーミンのスタンダードだと思う人が結構いるかもしれないけれど、往年のファンからすれば異色曲であると思います。

4.この愛にふりむいて

5.XYZING XYZING

6.11月のエイプリルフール
この曲が一番いいんじゃないかな。メロディーも『DA・DI・DA』とかあのあたりのバブルなユーミンを髣髴とさせ懐かしくなります。
歌詞ですが「♪もう会うのはやめにしようと彼が言ったとき 笑ってうなずいた11月のエイプリルフール」といった出だしで、「♪これきり ずっと 本当? からかわないで、こんなの嘘よ」と、つまり、季節外れの4月馬鹿? 今は11月だから嘘ではないってことですか…という内容。曲全体はオーケストラ仕立てで豪華なストリングスを導入しています。そのせいか失恋の曲なんですけど、悲壮感がなく、むしろ、明るく健気に振舞う姿が痛々しい…というよくあるパターンですが、透明感があって非常にいいと思います。

7.只今最前線突破中

8.エンジェル・クライン・クリスマス

9.ジュライ

10.二人のパイレーツ(アルバム・ヴァージョン)
恒例となった冬のキリンラガービールのCMで使用されていたそうだが。残念見ていません。
この曲はねえ…荒井由実時代の「海を見ていた午後」に被るというかバージョン2のような感じです。知っている人なら分かるはず。「海を見ていた午後」が好きな人には超オススメです。
しっとりけだるく、ぼんやりと放心して歌っています。これが本来ユーミンの十八番なんだろうな…とやっぱフォークの人だなあ、と思います。

Yahooニュースより「ユーミン J−POP界最長記録」という記事があったので一応リンクしとこう。