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サファー・リトル・チルドレン

bolze.冬コミ新刊が『サファー・リトル・チルドレン』っつータイトルの絶チル本なんだけど、このタイトル、ザ・スミスの『Suffer Little Children』からとっていると思うんだけど、これはいただけない。

サークル『bolze.』サファー・リトル・チルドレン

いただけないっつーのは、もちろんザ・スミスのファンとして、なんだけど。
bolze.は以前から、同人誌のタイトルで洋楽に造詣が深いことを示していて、それはそれで別によかったんだけど、ザ・スミスだけは禁猟区でしょう。…という暗黙の了解があるとスミスファンなら思ってしまうんだけど、どういう意図でこの曲からタイトルを拝借したのか、チル本だから、『〜チルドレン』のつくタイトルを選んだのかもしれないけど、いくらなんでも牽強付会というもの。エロ同人のタイトルにするのは実在した殺人事件を基にした楽曲からというのは不謹慎な気もするし。
ちなみにスミスのこの曲の歌詞は実際の殺人事件を基にした曲であり、とても暗く、その暗さはスミスの楽曲の中でも1、2を争うほど。(動画を見ていただければわかると思うが)

Smiths

Smiths

僕を連れて行って
あの荒野を超え あの荒れ地へと
そして浅めの墓を掘って
その中に横たわるから

レズリー・アン 真っ白なビーズ可愛いよ
ああジョン 君が大人になる日はやってこない
そしておうちに帰ることも二度とないんだ
ああマンチェスター 償うべきことが多すぎる

エドワード このうっとりするような明かりをごらんよ
これが君にとって最後の夜さ

「息子が死んでしまったことは承知しています。あの子のあの無垢な額をこの手で撫でることはもう二度とないなんて…」
女は言った

ヒンドリー*1が目覚め ヒンドリーが言う
「あの子供はどこかへ行ってしまった。私はあの子と一緒だよ」

けれども荒野にはライラックが咲き乱れ
その無感動な死臭を隠すことはできない

ヒンドリーが目覚め ヒンドリーが言う
「あの子が何をしようと私も一緒にやったよ」

けれどもこれはお気楽な旅じゃない
幼い子は泣き叫ぶ

「僕を見つけて 僕を捜して…
この陰気な霧の立ち込める荒地に僕たちはいる。死んでしまっているかもしれない。もうこの世にはいないのかもしれない。だけど僕たちはここにいいる。あなたのすぐ隣に。あなたが死ぬその日まで。これは楽な旅じゃない。もしも笑ったなら僕たちの霊はとり憑くよ。そう僕たちは団結しているんだ。あなたは眠りたければ眠ればいいさ。だけど絶対に夢を見ることはないんだ」

ああマンチェスター 償うべきことが多すぎる
ああマンチェスター 償うべきことが多すぎる
荒野の向こう 荒れ地に僕はいる
あの子供はこの荒れ果てた大地にいるんだ

The Smiths-Suffer Little Children(日本語訳:小林政美)

*1:実在する連続幼児誘拐殺人事件の犯人。女性