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貞本エヴァを今さら読む

新世紀エヴァンゲリオン (9) (カドカワコミックス・エース)

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新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース)

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エヴァ新劇場版」が待ちきれないので、今さら貞本エヴァを買ってしまった。と言っても、9、10巻だけなんだけど。
というのは、渚カヲルがTVシリーズと違うってのを知って。TVシリーズのカヲルくんはガチホモで苦手だったんで。

何だこれ。
涼宮ハルヒ』の古泉一樹って結局カヲルくんがモデルだったんだな。
長門綾波ハルヒ=アスカ、古泉=カヲルで、要するに『ハルヒ』って徹頭徹尾エヴァとビューティフル・ドリーマーのパクリでしかない気がしてきた。


エヴァに話を戻すけど、庵野って人は、キャラクターをオリジナルで創造できるセンスはあるから、シンジにしても綾波にしても、これまでにはないタイプのキャラ像だったと思う。


そういえば、渚カヲルの「渚」って大島渚からとったんだそうで、大島ファンとしては嬉しい限りです。 
で、貞本エヴァは、一言だけ言うと「絵がくそ上手い」。
漫画としても切れがいいし、特に10巻の綾波が死ぬ直前とか、その後の綾波のモノローグ、シンジのモノローグとか、不覚にも泣きそうになってしまいました。
これ見て、初めて綾波を愛しいと思えました。


こういったシーンを内容(ストーリー)としてではなく、絵だけで表現できる貞本は、漫画家としても優れたクリエーターだなあと思いました。


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だけど、貞本って『オネアミスの翼』(正直に言おう。…つまらなかった)の頃から比べると、本当に絵が変わったなあ。
エヴァ以降は一時的に貞本絵があっちこっちで蔓延していたけど、最近はあんまり見なくなったよーな。
榎本ナリコなんか今は全然貞本絵じゃないし、エヴァの流行だけで飛びついたんだろうなあ)

しかし、10年経ってもまだ10巻、TVシリーズだと23話くらいまではいっているにしても、連載はほぼ隔月で、未だ完結していないことを考えると、今秋のエヴァ劇場版って実は相当前から予定されていて、それにあわせるためにも終わらせないようにしていたんじゃないかな、なんて思う。


ちなみに漫画版の渚カヲルのが自然でよかった。TV版もこうだったら、もっと好きになれたのにって思いました。