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キャラクター小説の作り方/大塚英志

キャラクター小説の作り方

キャラクター小説の作り方

大塚英志が『キャラクター小説の作り方』(講談社教養新書)の中で、スニーカー文庫の新人賞の募集要項に付けた編集者の言葉を批判している。
「次のような欠点がある作品はいつまでも一次選考を通過しません」として、6つの欠点が挙げている。

  1. 構成が破綻している
  2. 描写と説明を混同している
  3. キャラクターが借り物である
  4. 設定に関する考察が足りない   ――等々。

見ての通り馬鹿げた指摘です。この忠告を守って書こうとしたら、必ず小説は詰まらなくなる。
大塚英志もそう言っている。
この編集者は全く有用な助言をする気がなく、むしろスニーカー文庫の読者=投稿者に対して心ない、と。

なぜならその欠点のほとんどは既存のスニーカー文庫に当てはまるから。
大塚英志が出している『サイコ』のノベライズも6つの欠点を全部備えているという。

スニーカー文庫を読んでその影響を受けた投稿者が、スニーカー文庫の欠点を共有しているのは必然です。
編集者はスニーカー文庫的でない一般エンターテイメントを求めているのか?
そうではあるまい、やはりライトノベルを求めているのだ。
そのくせこんな文章を書いて投稿者を牽制するのは、ハッキリ言ってライトノベルをわかっていない証拠である。

オリジナルなキャラクターなど、ライトノベル=キャラクター小説の世界にはありえないと大塚英志は言います。
マンガ『多重人格探偵サイコ』の主人公のモデルは、片岡千恵蔵演じる「7つの顔を持つ男」多羅尾伴内だと言います。
多羅尾伴内 - Wikipedia

多羅尾伴内の方が面白いけど、大塚英志の話は現場の編集者に必須のものだと思う。