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日本人名の起源

柳田国男全集〈20〉 (ちくま文庫)

柳田国男全集〈20〉 (ちくま文庫)


日本人の名前、なかんずく苗字はとても多い。しかし世界の国々の中で特別多いというわけではなさそうです。韓国よりは確実に多いだろうけど。
さらに地名は、多いばかりでなく、似たような名前が日本各地にゴロゴロしています。これは柳田国男『地名の研究』によれば、上代律令制に伴って良字・好字をつけるようにお触れを出したので、それまであった長たらしい名前が簡略化され、2文字か3文字になったという。

人名にも似たような事情があるらしい。例えば「中村」という苗字は、文字だけ見ると中くらいの村なのか、中央の村なのか判別がつきません。ところがこの名前は村落を表した名ではなく、「ナカ・ムラジ(連)」という一族を示す名前なのでした。ナカは、元々は漢字の「中」の意味ではないらしい。本意は不明。古代から飛鳥奈良にかけて日本各地にナカ族が存在したようです。

大山、大野、大川、大橋などの大の字がつく苗字はオホ族という部族の末裔らしい。伊藤、伊東、糸井などはイト族の分派です。
むら=ムラジ(連)という語源から思うに、中村姓は非常に古いことになります。

ちなみに平家は、その姓が1文字であることが示す通り、大陸(朝鮮)系の非常に古い苗字です。清和源氏百済の家系で、桓武平氏は高狗麗の家系だと聞いたことがあります。桓武天皇は朝鮮の王家の外威です。坂口安吾の説によると、源平合戦は朝鮮の王家間の戦争の続きです。

古代の日本史なんて、朝鮮古代史の一部でしかなかったようです。この考えは日本の保守的な歴史家には否定されるでしょうが…

(文責:Z)