引っ越しとプイグ
数日前ですが、諸般の事情により、URL(ID)を変えました。
旧「な / し / く / ず / し / の / 死」というブログでした。
ブログタイトルはプイグの小説です。
ウォン・カーウァイ も大好きな、ラテンアメリカ文学の異端にして鬼才、孤高の天才でありマルケスなんかより全然偉大な、最高峰マヌエル・プイグの大ファンなので、閲覧者を呪うつもりは毛頭ありません。誤解なきよう。
ちなみにプイグは『天使の恥部』『赤い唇』『蜘蛛女のキス』が特に好きです。
- 作者: マヌエル・プイグ,安藤哲行
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
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- 作者: プイグ,Manuel Puig,野谷文昭
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そういえば、昔に中上健次が村上春樹との対談で「春樹さんは日本のプイグですねえ」と言っていた。
(゚Д゚)ハァ?
春樹は「そーですかねえ…(??)」とやっぱり(゚Д゚)ハァ?なご様子で答えていた。
全然違うだろーが。春樹の方が分かっているじゃねーか!
つか、プイグと春樹を一緒にするのは、、、や〜め〜て〜。
中上ってたまにこーゆー…ね…ま、中上健次はきっと
「中上さんは日本のフォークナーですねえ」
って言われたら喜ぶタイプなんだろうな。でも、フォークナーより中上健次の小説のほうが全然面白いけどな。
つか、似てないし。似てる似てるって言うけど、似てないよ。
似てるっていう人はフォークナーか中上のどちらかを理解していないんだと思うな >柄谷
柄谷のせいで、そーいった言説が蔓延ったわけだが、最初に柄谷が中上にフォークナー読めってすすめて、中上が気にいってサーガ形式とか真似したりしただけで。でも、サーが形式って別に珍しくもなんともないだろうよ。中上がフォークナーから受け継いだ部分ってそーした外郭だけで、本質的な部分はむしろプイグに似ている。
だから、春樹はこういうべきだったんだよ。きっと…。
村上春樹「いえいえ、中上さんのほうがプイグに似てますよ!」