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おっさん「受」


三島由紀夫―剣と寒紅

三島由紀夫―剣と寒紅

先日に引き続いて、女性向なお話。

オイラの友達に言わせると、歴史上有名人でホモだった奴は受か攻か、という話をしていて、おっさんの場合は、ほとんどが受になる、と予想もとい適当な想像で言っていた。

例えば…

織田信長が受で森欄丸が攻。
これは何となく想像がつく。つーか、おっさんと美少年の組み合わせの場合はおっさんが受になる場合が多い。ランボーもそうだった。
おっさんが若いのを選ぶのは精力があるから、攻として適役なのだろう。801の法則による体格差とか容姿ではない。残念!

三島由紀夫は受。
これは本当らしい。(写真参照)
理由は三島自害後の死体解剖で、ケツの穴からザー●ンが検出されたのは有名な話らしい。

ぼくの命を救ってくれなかった友へ

ぼくの命を救ってくれなかった友へ

哲学者で『監獄の誕生―監視と処罰』で有名なミシェル・フーコーは受。
お相手は、『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』で有名になったエルヴェ・ギベールで想定。

フランス文学の将来を担う気鋭の作家として凄まじいスピードで創作を行なっていたが、1988年エイズに罹っていることが発覚し、フランス中に衝撃を与える。絶望の中、エイズと闘う自分自身の姿―ホモセクシャル、乱脈深まる愛欲の日々―を一切合切さらけだして描いたのがこの作品である。1991年12月27日、36歳の誕生日の直後にギベールは死去。友人の哲学者ミッシェル・フーコーエイズ死を追うような死であった。


Amazonレビューより

ギベールフーコーに対し相当若かった。しかも超美形だった。
しかし、2人ともエイズで死んでしまった…。

昔に友達が「フーコーは遊びすぎ。死んで仕方がない」とほざいていて目が

    ゜  ゜
( Д )   スポーン…

になった。
…確かに毎年のようにフーコーはアメリカのハッテン場に遊びに行って、やりまくっていたのは有名な話だけどさー…オイラは結構2人ともファンだったので、酷いこというなあ、お前、と本気で思った。

この辺のことはギベールの『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』に詳しくあって、フーコーが死んだくだりは泣ける。
霊安室にいるのが耐え切れなくなったギベールは病院を飛び出し、夜の橋を突っ走りながら、心の中で泣きながら歌うんです。
「あなたの抱えるあらゆる苦しみをわたしに与えてほしい。あなたを必ず守るから」(みたいな)ことを。

この本には関係暴露の記述はないんだが、あらゆるところにギベールフーコーに対する思い入れが書かれていて、とても切ない。実際、フーコーのために書いたホモ小説を、「面白くない」とフーコーに言われて凹んだ、とあとがきで書いていたこともあった。

ギベールの本を読む限りだと、この人はリバーシブルでいけた気がする。
何かの小説で出てきたオナニーのシーンが妙に生々しく「ヴァイブにUNKOがついてしまったので、ふき取っていると…」みたいな描写が出てきて…やっぱ本物は違うと唸ってしまった。
でも、フーコー相手だと、多分、攻だったんじゃないかなぁーと思う。

ギベールは映画『傷ついた男』の原作脚本もしているが、この映画は青年がおっさんに恋をする話。

ある地方都市の郊外に住む孤独な一八歳の青年アンリは、駅でボスマンという太った男に後をつけ回され、トイレに逃げ込む。
そこへ野性的な容貌の男ジャンが現れボスマンを叩きのめす。
ジャンはアンリを抱擁し、彼はこの暴力的な男に強く引かれる。
数日後、ジャンと再会したアンリはジャンが同居しているエリザベトの家に行く。
そこでジャンに教えられたとおり、アンリは町で出会った行きずりの老人とホテルに入るが、ことが起こる前に助けると言ったはずのジャンは来なかった。
アンリは焦燥にかられ、痛々しいほどにジャンの愛を求め、さまよい歩いた。

アンリはジャンと何度か会ううちに、次第に攻撃的に、暴力的な欲望にとりつかれていった。
キネマ旬報DB より(一部略)

マイナーな映画だけど、オイラ、最後は感動して泣いてしまったので機会があれば是非見てほしい。
ラストがねー…主人公のアンリがジャンの背中の上で咽び泣くんだけど、こういうシーンって、映画でしか表現できない凄みがあった…それで自分は不覚にももらい泣きしてしまったわけですが…。

ちなみに、これは『ベティ・ブルー』で一躍有名になったジャン・ユーグ・アングラードの初出演作でもあります。

太陽と月に背いて [DVD]

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地獄の季節 (岩波文庫)』で有名な19世紀末フランスの天才詩人にして19歳で執筆をやめたランボーは攻。ランボーも一見すると少女と間違えるくらい、目を疑うほどの美少年だったらしい。

ちなみに映画『太陽と月に背いて』ではランボー=ディカプリオが攻役だった。ポール・ヴェルレーヌ(おっさん)が受だった…のを見た時はちょっとショックだったが…。

地獄の季節 (岩波文庫)

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しかし、ランボーの詩ってこうして見ると、改めてかっこよすぎると思う。

L'eternite'

Elle est retrouve'e.
Quoi? - L'Eternite'.
C'est la mer alle'e
Avec le soleil.

永遠

また,見つかった。
何がって? 永遠さ。
それは行ってしまった海さ
太陽といっしょに。

アルチュール・ランボー(Arthur Rimbaud)

ベルベット・ゴールドマイン [DVD]

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あとロック界からは元「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のルー・リードとグラム界の寵児・デビッド・ボウイ。この2人の関係はマジでスキャンダルになった。

で、それを基にした映画『ベルベット・ゴールドマイン』ではカート=ユアン・マクレガー=ボウイが受になっていたが、実際はわからない。
その後、おっさんになったボウイに「あなたホモだって昔言ってましたよね? 今は違うんですか?」ってインタビューで突っ込まれて、「あの頃は若かったから…やっぱ女がいい」と答えていて、こいつはすげえヘタレだな、と思った。

友人は「オヤジ受が好きな腐女子を理解できない」と激しくのたまっている。
理由は「それって現実だから」。

二丁目界隈を歩いていた友人の友人がおっさんに声を掛けられたとき、「一万やるから掘ってくれ」と頼まれたそうだ。