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音楽映画

映画

スウィングガールズ スタンダード・エディションDVDとサントラを間違えて買ってしまったとかで、『スウィング・ガールズ』のサントラを借りました。(間違えたのはオイラではない)


間違えるも何も、値段で気づかないのかという突っ込みは置いといて、映画のほうは未見なのでどうにも触れられない。
しかし、何というかあっけないサントラだった。32分って、これどうよ。ヘヴィ・メタのアルバムじゃないんだから。しかも、聞きどころが唯一のグレン・ミラーの『ムーンライト・セレナーデ』程度で、おいおいあまりに十八番過ぎる。…映画もこの調子なのかな。


ウォーターボーイズそれにしても矢口史靖のここ数年の、「ウォーターボーイズ」からの快進撃は予想しなかった。そもそも矢口監督とは先日も触れたとおり、PFF(ぴあ・フィルム・フェスティバル)出身のどちらかというとPFF好きじゃなきゃ知らないようなマイナー監督だったわけです。
初期の作品も筒井康隆みたいなアイロニカルでブラック・ユーモアな映画を撮っていたし、関係ないけど東京造形大のパンフに「矢口監督、母校に帰る」みたいな企画に嬉々として登場しているような、しかし当時は「誰あんた」状態の監督でした。


鬼畜大宴会PFFという映画賞は若手監督の登竜門のような存在だけど、まあ色々と問題の多い賞でもあるわけで。知り合いの知り合いに(実質的には何の繋がりもないけれど)熊切和嘉監督の『鬼畜大宴会』(PFFフェスティバル'97準グランプリ受賞)にでていた役者がいたけど、この映画、主に映画を目指す学生達に強力な支持を得て、そこそこ売れたようですが、ぴあに全著作権をとられてしまったせいで、次の映画を撮るにも収入ゼロで、映画の関係者達は新薬検査のバイトしたり、血を売ったりと、極貧を強いられたようです。


マッシュ話はそれましたが、ジャズ(をモチーフにした)映画と言えば、NHK第2だけで放送した日本未公開映画の『ロバート・アルトマンのジャズ』という映画がすごく好きです。
アルトマンは戦争を題材にした喜劇映画『M★A★S★H』や、村上春樹の訳で有名になったレイモンド・カーヴァーの『頼むから静かにしてくれ』をモチーフにした『ショート・カッツ』などが有名な監督です。


ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブアルトマンの映画としてはほとんど知られていないけど、この映画はビム・ヴェンダースの『ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ』に並ぶ位にいい映画でした。つっても、ドキュメンタリーじゃないし、ロードムービー的なものでもなくて、単に20世紀初頭のアメリカの酒場で数人のジャズマンたちが演奏し、それを聞いている観衆がいて、時間が経つにつれて、仕事を終えたジャズマンたちがわらわらと集いに集って、客も入って店がぎゅうぎゅうになり、最後はビッグ・バンドになって「大団円」になって終わるというそれだけの映画なのだけれど、ジャズの魅力をあますことなく伝えています。


といっても、オイラのジャズ知識は「ビバップ」に偏っていて、スウィングやビッグ・バンドの知識は浅いに浅いわけだが。


そもそもジャズを聴きだしたきっかけは恥ずかしながら、村上春樹の影響でしたし、春樹好きに多いビル・エヴァンスもいいんだけど、やっぱりお気に入りはマイルス・デイビス
つーか、ジャズを知りたければ、マイルスだけ聞いていればいいと思う。
ブエナ・ビスタ』でキューバの音楽家達がニューヨーク公演をする時、街角でマイルスの人形を見て「世界で一番優れた音楽家だ」と言っていたし。そういうジャズマンなんだな。


マイルスは演奏は下手なんだけど、そうした自分の弱点を長所にしてしまったところが天才的だったわけですな。