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コメントを書きこむ前に、こちらの記事に必ず目を通してください 「処刑宣告

サブカル系音楽野郎

Loveless

Loveless

オイラの出身大学と兄弟にあたる大学に、学生の時分、そこの漫研を尋ねたことがある。
ここの大学の漫研はかなり多くのマンガ家を輩出しているところとして有名で、今なら冬〇景先生とか沙〇広明先生とか、古〇兎丸先生とかしり〇がり寿先生とか、そういう人を世に送り出していた。
で、そこの漫研の部長と話したら、「いや〜僕らはチミ達の大学の漫研のファンで…」とお世辞なのか話されたのだった。ファンであるのは、専らサブカル系の漫画を描いている部員達だとおっしゃったのだが…
ちなみにオイラは漫研部員ではありませんでした。

さて、うちの大学はサブカル7割オタク3割位の割合で、当時も(多分今も)圧倒的にサブカルが多くて、事実オイラの友達もその手の人が多かったです。

そんなサブカルっ子が大好きなのはロッキン・オンという渋谷陽一の会社で、マニアックだったりする音楽が大好きです。
そんなサブカルっ子のためのレコ評を今日はしようと思う。
今でこそ、このブログにぽつぽつとユーミンのことばかり認めているオイラですが、かなり昔にというか一時期はいわゆる「レーベル買い」していたので、多少、詳しいと思います。
主には「cherry red」「Too pure」「ラフ・トレード」とか多かった覚えがあるけど、忘れた。で、詳しい人だったら、↑の名前を聞いただけで、趣味が何となく分かると思うのだが、その前に、スーパーカーってバンドのことはよく知らなかったんだけど、「マイブラ」という単語を見つけて「へー」と思いました。試聴したところ、最近の方が似ていると思ったわけです。

そこで、マイブラを思い出したついでに今回の記事となるわけですが、マイブラとは正式にはマイ・ブラッディ・バレンタインMy Bloody Valentineというイギリス(かなー)のバンドで、いわゆるノイズ系。古くのルーツは多分、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコとかになるのだろうが、アメリカのソニック・ユースとかダイナソーJrとかと比較されるけど、かなり違うと思う。ソニック・ユースは本当にマイナーでアングラだなあ、これは一般には聞けねえなあといった音なんだけど、マイブラの方がもう少しメロディーを持っている。
確かに、ノイズ系の例に漏れず、ボーカルの音はギターの中に埋没しているし、ほとんど聞こえないに等しいのだけれど、だるいというか退廃的というかアンニュイというか、憂鬱というか、地を這うような、布団の中をもぞもぞ動いているような音です。
いわゆるその手の音を「シューゲイザー」と呼ぶわけだが…

90年代初期、イギリスのインディーズで巻き起こったムーブメント。
轟音ギターのフィードバック・ノイズ、夢幻的な世界観などを特徴とするネオ・サイケデリック・サウンド。
ステージでギターを弾くスタイルが内向的で俯き加減であることから、Shoe(靴)をgaze(凝視)する者、Shoegazerと呼ばれるようになった。

この由来は知らなかったけど、久しくシューゲイザーという単語も忘れていたよ…

さて、マイブラシューゲイザーの代表的なバンドで、今でも異常なカルト人気を誇ります。が、オイラは下記にあるSeelyが一番好きなバンドなので一応…マイブラはそれほどはまらなかったなー

だ、確かマイブラは91年に発表した「Loveless」以降、活動を休止していると思います。その理由が1曲作るのに無茶苦茶時間がかかるそうで、「Loveless」発表後にインタビューで「次は10年後くらいかなー」と言っていて、本当にその後でていない。(もう10年以上経っているんだがな…)

で、オイラの思うマイブラ・ファミリー系音楽(というかヴェルヴェット系)を紹介したいと思います。

Velvet Underground & Nico

Velvet Underground & Nico

ご存知アンディ・ウォーホルのプロデュースした伝説のバンドというか、ルー・リードが在籍していたバンド
アルバム自体の発表は1968年ごろだったと思います。その後、70年代に入ると、パティ・スミスとかテレヴィジョンとかトーキング・ヘッズ、イギーポップなどなどNYパンクが開花するわけですが、そうしたバンドにとって礎というか元祖になった。勘違いしている人がたまにいるがパンクはイギリスが発祥ではなくアメリカから始まったのです。
毛皮のヴィーナス」(Venus in Furs)という曲があまりにも有名。
The Slow Motion World of

The Slow Motion World of

ステレオラブマイブラの元・メンバーがつくったバンド。マイブラよりこちらのほうが聞きやすいとは思う。
フレンチ声なボーカルとちょっとゴスロリ的なイメージがまざったバンドです。
アルバムは2枚でているようです。これはファースト。
Julie Only

Julie Only

一時期、メチャクチャはまっていたシーリー。
アメリカのガレージ・バンドだそうで、今は活動停止していますがスーパーカーはどちらかというとこちらに近い
根暗な文学青年と、中絶経験のありそうな憂鬱な女子学生が一緒にバンドやってみました…的な男女混声ボーカルです。ずぶずぶと沈んでいくような、突き抜けないメロディーが特徴的です。
布教しまくったが、誰一人、賛同してくれる人がいなかった。みんな「何だよ、この自殺したくなるような音楽はよぉ」と喚くだけでした。オイラの趣味はおかしかったのだろうか…
Seconds

Seconds

同上のシーリーの2枚目。
デビュー・アルバムより、より暗く重くなりました。メンバー全員、心中しそうな勢い
底抜けアメリカンな雰囲気の微塵もない、ただただ心にぽっかり穴があいたような音。アメリカって暗い国だよな…
オイラはレディオヘッドなんかより、シーリーのほうがよっぽど好きで、その暗さの質も全然よかったわけですが、あまり人気も出ず(つーかロッキン・オンが取り上げなかったことは日本での人気に大きく関わる。日本の場合頼みの綱はロッキン・オンという現状もいかがなものかと思うけど)、活動停止になったことは今でも大変悔やまれる。
Work & Non Work

Work & Non Work

これもオイラが大好きだったバンド。スノーポニーよりお気に入りです。
女性ボーカルで「夜」のイメージがとても似合う。
曲全体はやはり鬱々とけっしてポップで明るいメロディーではないのだけれど、夜の静寂さだとか空間感を示す不思議な音作り。
聞けばわかるとしか言えないけど。マッシブ・アタックとかブリストルが好きな人にもオススメです。トータスとかマイクロディズニーとかに理解を示す人ならそれなりに「聞けば驚く」かな、と思います。