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松任谷由実/Delight Slight Light KISS

Delight Slight Light KISS

Delight Slight Light KISS

このアルバムは確か90年ごろの発売で、ゴールドディスク大賞を受賞することとなった『天国のドア』を頂点とした黄金期への助走的傑作です。

Amazonのレビューは以前のアルバムと比較すると、やや辛口が多い気がしますが、ユーミンを知るには十分な内容となっております。
しかし、これ以降、それまでのユーミンの曲にあった物語性は希薄になり、具体的な描写の浮かばない抽象的な歌詞が増えていくのも特徴です。
自分としては、その辺から面白くなくなってきたことは事実ですが、物語の時代は終わったと、方向を変えたということなのでしょう。

<レビュー>
1.リフレインが叫んでる
超ヒットした曲なので、今さら何も。
「♪どうしてどうして僕たちは 出会ってしまったのだろう」とは実に上手いフレーズをサビに持ってきますな。相変わらずです。

2.Nobody Else
これは隠れた名曲です。
「♪長い苦しみをあなたは知らない 激しい痛みをあなたは知らない」っつーサビにはぐっときます。

3.ふってあげる
一見傲慢なタイトルに見えますが、内容は違います。恋人の心が離れてしまっていることに気づいた主人公が、「♪わたしは今なら平気よ あなたが最後に悩まぬように ふってあげる」…という曲なんです。んまいっ

5.Home Townへようこそ
これは、あれです。「おらの田舎に嫁にこないか」という企画を一昔前、テレビでしょっちゅうやっていた記憶がありますが、つまり、そういう曲です。
都会の女の子が、田舎の彼氏に嫁ぎました、とてもいい所です…という曲です。
最後に「♪明日電話して あなたから言って 彼女はとても 幸せです、と」とユーミンが歌うと、とてもセンチメンタルになります。
関係ないけど昔『VOW』で某雑誌の文通欄が取り上げられていて「結婚してくれる女性を探しています。結婚して子供作りましょう。早く」っつーのがあって、爆笑した。そこまでストレートに言ったら、逆に見つからないと思った。

10.September Blue Moon
鳥を飾るこの曲。何故かすごい気に入っている。
内容としては、「♪君はSeptember Blue Moon 私でよければ近くにいるわ 灼けた膝の上で 手を繋いでいたいから」という、落ち込んでる男の子を慰める女の子の歌。
「♪人気ない月影のアスファルト 空き缶を蹴っているシルエット」「♪眠そうなストアのレジスター 自動ドア連れてきた秋の風」など、情景描写も実に鮮やかで、メロディーも秀逸。